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『カレンダーボーイ』小路幸也/著 ポプラ社

すー…はー……ふぅ。
読了しました。「これはネタバレ(結末)に触れずに書けようか…! 否!」という訳で、久しぶりにネタバレあります。
未読の方は回れ右でお願いします。





さて。
久しぶりに、切なすぎて泣きそうです。というかうるっときました。切なさと苦みたっぷりな涙。
おまけに、本を読んで「呑まずにはやってられねぇ…!」と思ったのも初めて(苦笑)それくらい、なんかやり切れなかったというか何というか……

過去の日付のとこはすべてイッチ視点で、現在の日付のとこは過去を過ごしてきたときの回想だとしても全て安斎視点で。ただ単純に、わけてるんだな〜と思っていたら……

過去に、すべてが始まったあの日に戻り残ったイッチ。
「後悔していない」と言っているけれど、失ったものの大きさは、安斎より大きいんじゃないか?
彼を恨んだり、自分の運命を呪ったり、そこまではしないけども、私だったら「後悔してない」なんてきっぱり言えるかな……

それと気になったのが……
これからまた、イッチから三都になっていく訳ですが、その間に最初の人生とは違うこと−例えば、里美ちゃんと結婚することになる、とか−が起こった場合、やはり安斎の生きる世界に歪みが生じるんでしょうか。
もし歪みが生じたとして、そのとき安斎の記憶はどうなるのかな?
過去と現在を行ったり来たりしているときみたいに、いきなり周りの記憶が変わってて戸惑い、過去に生きるイッチへ思いを馳せるのか……
それとも、すっかり忘れて周りと同じように、それこそ昔からそうだったように思うのか。
どちらにせよ、より切なくなるだけじゃん……(ノω<,)

これ、ちょっと手元に欲しいなぁと思いました。
文庫になるかもなのを待ってもいいんですが、あのカレンダーをちゃんと見たいので−図書館のはカバー外せないですから−、単行本で買うのもアリ。
が、辛くて再読はなかなか出来ないかもと思うと迷います。どうしようかな〜

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コメント

こんばんは。

はいはいはい、分かります分かります!
これ、めっちなゃ切ない、というか、ぶっちゃけ痛い系?(苦笑)みたいな。
小路さんの作品の中では、異色な部類だと思うけど、多分、デビュー作のパルプ町シリーズもこの感じに似てるような気がします。

それにしても、ここまで思い切る、または切り捨てる?ような選択は、読んでて辛かった記憶が。
私の方の感想に書いたような気がするけど、奥さんの立場は?って。

ということで、実は私もこの作品の再読率は低いです…☆

投稿: みけねこ | 2009年6月28日 (日) 00:23

おはようございます!

そうですよね。架空の存在になるわけじゃないけど、“三都の奥さん”という存在としてはなくなる可能性を秘めてるんですよね。
でもそれを言ったら、奥様より息子の方が……

あぁ……“家族”という点で考えると、確かにちょっと異色かな。安斎家で見ればそんなことないけど。

投稿: あすか | 2009年6月28日 (日) 10:54

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